2014年5月17日土曜日

足るを知る【今日どう?通信】

足るを知る【今日どう?通信】
5月も中ごろになると、長岡市内のいたるところで田植えや畑の苗植 えなどにいそしむ人たちが田畑で精を出す姿が見受けられますね。

私 も先日、ある団体が行っているコミュニティ農園にて、草取り耕し苗植えとまさに畑で汗かいてきました。



長 く畑を見てきた90歳を超えるおばあちゃんにいろいろ教わりながら、若者と子ども達で畑を通じて人がつながるという趣旨でやって いる農園です。


おばあちゃんの口から

「愛情もって育てんきゃ、作物なんて育たねぇこってや」

という言葉をいつもいただきます。



今日苗を植えたものが今日結果を出すわけではありません。

自然の中ですので、これをしておけば安心ということもありません。

愛をもって作物を気にしてあげて、世話してあげて、すくすく育つと信じてあげて。

そうして収穫できるのが喜びに変わります。


長岡では古くから「足るを知る」という精神があるのをご存知でしょうか?

長岡藩の時代、藩主は十分杯というからくり器を用い、藩士に生き方を教えたといいます。

越後長岡に伝わる十分杯


十分杯は器の8割 以上そそぐとすべてがこぼれ落ちてしまうという仕掛けがしてあり、欲張らず、8割くらいで感謝をしてすごすことで、万事うまくいくという教えを表すそうです。

足るを知る。

今あるものをすべて食べてしまえば全てなくなるが、将来に対して愛をもって育てていくことがみなの幸せに通じ る。

まさに米百俵の精神ですね。

自然や田畑から教えてもらうことは多いです。

自然豊かで農耕の盛んな長岡には、その精神も色濃く残っています。

合理的に考えればやらなくてもいいことも、未来を考えて市民活動をしている人が多い地域だと、改めて感じるこ とができました。

あなたの活動も、未来に向けて愛情を注いだ活動になっているはずです。

そんな活動が、お互いに欲張りあわずに目的を整えていくことが、協働のまちづくりに通じるのかもしれません ね。

いろんなことに感謝して活動していきましょう。

樺沢 敦




2014年4月20日日曜日

~パパが生まれた日~【ファザーリングジャパンにいがたパパコラム】

ファザーリングジャパンにいがたパパコラム 「笑うパパノートVol.1」
��パパが生まれた日~

現在、息子が4歳、娘が2歳。
妻が初めて妊娠してから5年。

自分って、いつからパパになったかなぁと考えると、妊娠がわかった瞬間からかなぁと思う。

妻の体に子どもが宿り、自分の体には変化なし。
だけど無性に浮かれていて、妻の体をどのくらいいたわったらいいかもわからず大切にして、男の子か女の子かなんて話しながら、3人で暮らしている姿を想像してた。

そう、将来の家族の想像がリアルになったのがパパになった証し。
生まれるまで、二人でその想像がなるべく一致するように話し合ったり、例えば男の子だったら~とか、自分たちは子供の頃はこうだったなぁ~とか。

それまでは、自分のこととお互いのことを考え、お互いの中で心地よいのはどの辺りかなぁと探り合ったり喧嘩したり、仲直りして笑ったりした暮らし。

今度は、まだ見ぬ宝と一緒になった家族のリアルな将来を想像して共有して、そして宝が生まれてくる。

もう既に心はパパになってたけど、生まれてきた息子が可愛いばかりか想像以上に大変で。
親になる前の二人は、お互いだけを見て調整できてたことが、子どもの存在で調整きかなくなってきて。

初めての共同作業はケーキ入刀じゃなくて、こんなにも壮絶に訪れるのかと、ガツンと覚悟を決め始めた。

以前見たテレビでこんなことを言ってた。
『大切にしているものが同じ時、人と人は化学反応を起こす』

あー、これは化学反応なんだなぁと感じた。
私と妻ほど、この子を大切にしている人はいない。

今までとは違う生活と価値観で、二人の行動の出口がお互いだけじゃなく、子どもも含めた家族という運命共同体の将来のリアルにつなげていきたい。
そのときに、パパの役割はなんだろうと考えるようになった。

家族のリアルな将来。
細かいことはわからないが、金太郎飴のごとく何年後を想像しても笑っている家族。

パパはその笑ってる家族を作るためのリーダーシップをはかる役割とする。リーダーシップは一人ではなくて、家族全体の風土で決まると考えているので、全員が喜びや幸せを感じやすい風土作りを担うのかなと。

だから、パパが全力で本気で笑ってられることから始めて、みんなの幸せの基準を知って、それを応援する。

パパが不在の時も、残像が残るくらい普段から笑ってる。
誰かが不在の時も、言葉やコミュニケーションでその人の残像をお互いに作り合う。

この地域も、学校も会社も、政府も、みんな自分たちの味方で、みんな幸せを作り上げる応援団だと感謝して、委ねるところは委ねる。
逆に力が必要な時はお互い様と助けに走る。

こんな姿を理想として暮らしている。
感謝のない笑顔は目指してる笑顔とちょっと違うから。

だから、10年後、こう言いたい。
「おかげさまで、我が家は笑顔です。」

こんな気持ちになれるなんて。
まだまだパパ5歳ですが、パパに生まれて良かったと痛感するわけです。
これからもたくましく笑っていきましょう!

ファザーリングジャパンにいがた 理事
樺沢 敦
http://bit.ly/IrMtw6



雪が生みだす「あい」の形【今日どう?通信】

 皆さん、お正月はどのように過ごされましたか?
私は家族と、いわゆる“食っちゃ寝“正月を過ごしました。
今年は、何年ぶりかに雪のないお正月でしたね。いやー、快適快適(^^)
「雪かきのない冬は快適で良いやねぇ」なんて言ってて、ハっと気づいたことがあります。
「この正月、近所の人と会ってないな、明けましておめでとうと言ってない!」ということ。
例年、なぜか大みそかから元旦にかけて、大雪が降りますよね。
正月からせっせこ雪かきしていると、新年早々、みんな家の前に出てきて雪かきしているのが恒例の風景。
「あ、明けましておめでとうございますねぇ。まーた頼んでもいねぇのに雪がジャンジャン降るいやねぇ(笑)今年もよろしくお願いしますてぇ!」がお正月の定番の挨拶でした。

 雪が降らないということは快適だけど、雪が降ることによって、この地域が得たものも大きいなと感じたわけでして。
少し良い解釈でまとめてみます。
【雪が生みだす3つの「あい」】
①「ふれあい」 先述したように、雪かきをするために外に出てきて近所のふれあい(雪の悪口含む)が生まれる。
②「譲りあい」 雪が降ると、極端に道幅が狭くなるので、車がすれ違えなくなる時がある。徒歩でも良く起きる状況ですが、どちらからともなく、自然とどちらかが停まって、道を譲る文化がある。
③「助けあい」 ただでさえ雪かきや雪下ろしは大変な作業だけど、高齢者や女性、まして妊婦や赤ちゃん抱えてなんて、もっと大変。周りの人が手助けして、代わってあげるなど、助け合いが必須の社会。

「ふれあい」「譲りあい」「助けあい」人が繋がるきっかけは、あまりにも身近な物だと痛感しました。
雪の結晶はその形状から、他とつながる形状をしています。
雪は人のつながりを閉ざすように見えて、実は根っこで繋いでいたのかもしれませんね。


 長岡の人は、自然とそれを知っています。 長岡の人は、繋がって生きていくことの大切さを知っています。
 長岡の人は、「あい」に溢れています。
 いつか、その根っこの精神が、この町の強みになる日が来るんじゃないかと思っています。
変わらないお正月の風景。いつか全国からうらやましがられる風景になるかもしれませんね。
そんな妄想をしながら、今年もワクワクした1年を過ごしましょう。
今年もどうぞよろしくお願いします。

【樺沢】
http://nkyod.org/blog-list/2480