2015年4月1日水曜日

株式会社FARM8はじめました。



株式会社FARM8 始動します!

SUZUDELIの将と会社を立ち上げ、ロスト&ファウンドの覚張さん、イナムラさんと一緒に取り組む新しいプロジェクトです。

これまでの活動で関わらせてもらった中で、一貫して思うのは「地域は本当に面白い!」ということ。


循環する地域の食文化が、新しいマーケットとライフスタイルを創り出すと考え、「地域」と「食」を切り口に、新しい挑戦を始めます。

これからもずっと続く地域の力になれるよう、地域の30代から盛り上げていきます。


変わる地域の力になる。
そんな活動をしていきますので、どうぞよろしくお願いします。

またいろんなところで皆さんのお力をお借りできればと思いますので、引き続きお付き合いのほど、よろしくお願いします。

http://farm8.jp/

株式会社FARM8
代表取締役 樺沢 敦

2015年3月30日月曜日

春の楽しみ。茹でがえらない変化を!【今日どう?通信】

最近日に日に暖かくなって、すっかり春らしくなりましたね。
花粉症が激しい私には過酷な時期ですが、春は新しい出会いと別れ、そして一歩前進の季節です。

春から新しい環境に進む人、新しく加わる仲間を受け入れる人、新しいことを始める人、または特に変化はないけど何か変わりたい人。
環境や意識によって、いろんな人がいるんじゃないでしょうか。
変化は人を育てるといいます。ドキドキしながら環境が変わっていくことはプラスにつながりますね。

話は全然変わって子どもの話。
私のプライベートな話ですが、先日ようやく雪が解けて道路が乾いたので子どもの自転車(の補助輪外し)の練習をしていました。
私たちが当たり前に乗れる自転車ですが、子どもにとっては新しい世界です。
一生懸命チャレンジしている子どもに対してかける言葉としては「なんでそんなことができないんだ」ではなく「絶対乗れるからもう1回やってみよう」ですよね。
うちの子も泣きながらですが、なんとか直進だけ(汗)はできるようになりました。

例えば、お手伝いしたがる年頃の子どもが台所で「卵割りを手伝いたい」って言ってくれた時、やらせてあげたらたいてい失敗しますよね。「あーあ、言わんこちゃない。もうあっち行ってて」と言ってしまったら、次からその子はお手伝いをしたがるでしょうか。

子どもは日々環境の変化に挑戦しているので、どこかで辞めてしまうのは、誰かが「できて当たり前」という基準で評価してしまって、「どうせ…」の種を作ってしまっているかもしれませんね。

でもこれって、社会でも同じことが起きているんだと思います。
「当たり前」にとらわれすぎると、いつの間にか可能性をつぶしてしまう「どうせ」を増産することになりかねないなと。

組織に変化が起きないでこの当たり前が浸食しすぎると「ゆでガエル」になっちゃうことも。
「批判のない安定志向が人と組織を腐らせる」というニーチェの言葉もあるくらいです。

そういう意味で、この春新しい環境ができるのはとてもいい時期ですね。
新しい環境になって違った価値観を共有することで、いろんな視点をもって前進できる。
ぜひそんなチャンスの時期だと思って、環境の変化を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「当たり前」の反対言葉は「有り難い」です。
この春に変化があることを、有り難いチャンスが舞い降りてきたと捉えて挑戦しましょう!

ということで、
いろいろと変化がある皆さま、このたびは絶好のチャンス、おめでとうございます!
樺沢 敦

NPO法人市民協働ネットワーク長岡
今日どう?通信

2015年2月28日土曜日

【今日どう?通信】「シュークリーム行列ができるまち長岡」

長岡の皆さん、2月はシュークリームをいくつ食べましたか?
美松のシュークリーム行列は、いわずもがな長岡の風物詩ですね。
これは洋菓子店「美松」が創業月である2月に、1個39円(税抜き)のシュークリームを2月限定で販売するサンキューまつりと呼ばれる謝恩セールの光景です。
長岡の2月といえば、吹雪の日も増え、心底冷え込む真冬の天気。
それなのに寒空の下、連日美松の前は行列ができています。
並ぶ人は大抵1箱(10個入り)ではなく、2~10箱程度を買っているから驚きです。
2箱なら20個、10箱だと100個ですからね。
当然ながら、シュークリームは生ものです。そう、賞味期限が購入した当日なんです。
100個も食べられないでしょ!って思いますが、もちろんそうですね。
「おすそわけ」
自分で並んだことがなくても、このシュークリームを食べたことがあるって方は多いんじゃないかと思います。
美松のシュークリーム行列の先にあるのは、長岡のおすそ分け文化です。
寒空の中ならんで、大量に買い込んだシュークリームは、戦場から帰還した兵士のごときドヤ顔でお世話になっている方々に「みんなで食べてね」という言葉とともに配布されます。
これってすごく粋な長岡人の気持ちがこもっていると思います。
私の中で勝手に理論づけている、「畳が傷むから座布団敷いてくれ」理論です(笑)。
何か特別なギフトをプレゼントするには、相手に気を遣わせてしまう。
だから「安くてついつい買いすぎちゃったから、もらってくれる?しかも賞味期限が今日なんで食べきれないから」という、誰にも気を使わせないで日頃の感謝を伝えられるコミュニケーションツールになっているのです。
このコミュニケーションツール、ほかの地域ではあまり見ないでしょうね。
この時期の長岡で、人から人につながり流通するものとしては、「通貨」「シュークリーム」「インフルエンザ」と言われるほど(初耳?)、人の手をわたっていくものです。
もう地域通貨になっちゃうんじゃないかっていうくらいの流通量ですね。
自分が頑張って手に入れたものをみんなにシェアする。
これが長岡のおすそわけ文化、つまり「足るを知る」文化でしょうか。
夏の野菜のおすそわけも同じように感じますね。
いよいよ今日2月28日は最終日です。
天気もいいようですので、この風物詩に並んでみてはいかがでしょうか?
樺沢 敦