2012年1月24日火曜日

感情をストーリーにのせて

会社で書いているコラムをこちらでも展開。
少し硬めな言い回しが多いですが、今回は人の心を動かすストーリーマーケティングについて、
お話します。

モノではなくコトを売る時代とよく言われます。いいものが売れるのではなく、人を豊かにする価値が売れているということで、商品はそれを後押しする材料に過ぎないということですね。私はこの考え方が大好きです。最近、この考えにも変化が表れており、コトに対して感情的に「共感」できることが、消費者を動かしている時代へと移り変わってきています。

 共感というキーワードで考えた場合、皆さんがお店や商品のPRをする手段として使う広告や広報、販売促進などの他に「口コミ」という手法が有効なものとしてあると思います。
この口コミの原理を分析すると、共感やストーリーというものが大きく関わっていることにお気づきいただけると思います。
 共感が口コミを呼ぶということは、おおよそ想像できるかと思います。人に伝えたくなる時は、良くも悪くも感情に動きがあります。 では、ストーリーとはどういうことでしょうか。
ストーリーには、主人公の思いや行動が、起承転結を経て描かれることが多いですが、読み聞きすると、これらの感情がスッと心に入ってきやすくなり、記憶に残るものになります。
昔話とか童謡は記憶に残っていて、何十年たっても、人に伝えることができますよね。
起承転結までいかなくても、まずは自分の商品やビジネス自体の自己紹介を2分程度してみてください。そうすると、その背景や思いがストーリーとして浮かび上がってきませんか?
ただ商品の特長やメリットだけを売り出すのではなく、その思いとストーリーをセットにしてお客様に発信するようにしてみましょう。

 広告媒体・WEB・メディアなど、とにかく打ち出せば良いというわけではなく、見る人に共感を得ていただくような感情を、ストーリーにのせて発信することが大切です。
FacebookやTwitter、ブログなどのソーシャルメディアでは、共感を得て、人伝いに広がっっていくことが重要となりますし、メディアに対してプレスリリースを流す場合にも、思いの詰まったストーリーがメディアを動かし、さらに多くの方に伝わっていくものです。
 皆様の商品やサービスが、感情とストーリーによって「アイデンティティ」を持ち、多くの人のもとに歩き出していくことを楽しみにしています。

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