2011年12月14日水曜日

あなたの会社の強みは何ですか?

今日は過去に違うブログで書いた内容を再利用。せっかく書いたのに埋もれるとイヤなので以下転載です。

今回のテーマは、商売をスムーズに行うために有効な、会社の『強み・売り』についてです。その重要性・見つけ方・作り方について少し考えてみたいと思います。

皆様は「貴社の商品サービスの強みは何ですか」という問いに対して明確に回答できますか?
会社の売れる仕組みを創るうえで、これは非常に大切な要素となります。
当社でお客様の『売れる仕組み』をご提案させていただく中で、この強み・売りが見えてこないとなかなか先に進めないという機会が多くあります。「強み」はその会社ごとに違う上に、自社では気づきにくいため、明確にしないまま販促に活かせていないケースがほとんどです。
この『独自の売り』を、マーケティング業界では『USP(Unique Selling Proposition)』といい、私はこの言葉の解釈を『お客様との独自の約束』であると捉えています。

 「独自の売り」といっても取り扱っている商品は決まっているし、うちには縁のない話だ、とお考えの方もいらっしゃるかもしれないので、以下に簡単な例をあげてみます。
おいしいカツ丼が有名なA食堂があるとします。ところが同じ地域で同じ味のかつ丼を扱う店が新しく2店舗出来ました。お客様はA食堂以外のところでも満足のいくカツ丼が食べられるため、お客様は各店舗に分散してしまいます。
そこでA食堂は待ち時間をなくす工夫と、使用している素材の明確な情報提示を始め、それをお客さまに伝えました。すると同じかつ丼でもA食堂に訪れるお客様が多くなりました。
単純な話ですが、ヒントは意外とこんな中に隠れています。目の付けどころは商品だけじゃなく『商品・サービス・情報』のそれぞれの切り口で、他社と差別化した独自の約束がお客様に伝われば、数ある同業社の中からあなたのお店が選んでいただけることになり、伝えるためのキャッチコピーのようなものが、いわゆる『USP』となるのです。

なぜお客様は、数ある同業社の中から貴社と取引したのでしょうか?または、なぜ繁盛しているあの会社は、数ある同業社の中からお客様に選ばれているのでしょうか?そんなところから考えると、意外とスムーズにUSP構築のヒントが見つかるかもしれません。 

 ご商売は、お客様との約束の積み重ねです。その約束に独自性を見出し、「強み」に変えて効果を生み出す、そんなところから売れる仕組づくりを考えるヒントになれば幸いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿